シマノ鈴鹿ロード

レース(チーム種目/年齢別個人種目)

2時間エンデュランス

スタート前に第一走者が数百メートルの集団になる、本大会一番人気の種目

シマノ鈴鹿ロードで一番の人気種目・2時間エンデュランス。文字通り2時間の耐久レースで、今年もソロとチーム合わせておよそ1250組が出走。スタートラインに並ぶのはソロの選手と各チームの第一走者のみですが、それでも1250人ほどが並ぶため、最後尾の選手は第1コーナー近くに並びました。安全にスタートを切るためローリングスタート方式(※)が採用され、最初はパレード走行、後にリアルスタートが切られますが、先頭の選手が動き出してから最後尾の選手がスタートラインを通過するまで2分近くかかりました。
レースが始まると雨が降り始め、かなり雨脚が強くなる時間帯もありました。ピットに帰ってきた選手がチームメイトの居場所が分かるように、ピットサインなどの目印を用意するチームや雨の中でも走っている選手を応援するためにピットウォール沿いに出るチームメイトの姿も見られました。
先頭集団は雨の中でもハイペースで周回を重ねますが、多くの選手は近くの脚の合う選手と集団走行しながら完走を目指します。2時間経過10秒前からは恒例のMCによるカウントダウンが始まり、観客も一緒になってカウントダウン。2時間終了とともにゴール地点でチェッカーフラッグが振られ始めると、会場からは拍手が起こりました。ピットウォール沿いに詰めかけたギャラリーは、チームメイトや知り合いのライダーが帰ってくると「お疲れさま!」と声をかけ、無事に完走したことをねぎらっていました。

※ローリングスタート方式:走行しながらスタートする方式。シマノ鈴鹿ロードではバイク審判員がスタートラインから低速で誘導するパレード走行を行います。全ての選手がスタートラインを越えてからバイク審判員の合図で正式スタート(リアルスタート)になります。






チームタイムトライアル

土曜日はプロ選手も参加するJCF登録クラスも開催

1チーム3〜4人で一斉にスタートし、先頭交代しながら規定の周回数を走ってタイムを競うチームタイムトライアル。集団走行のテクニックや機材やフォームによってタイムを短縮するという競技そのものの魅力だけでなく、チームメイトと同時に先頭交代しながら走るというエンデュランスにはない魅力があり、アスリートから楽しく走りたい選手まで幅広い層に人気が広がっています。女性のみのレディースクラスとJCF未登録者のみが参加できる未登録クラスを土日両日開催したほか、土曜日には国内のUCIコンチネンタルチームも出場するJCF登録クラスも行われました。
このうち、土曜日に開催されたJCF登録クラスは、フルコース4周回のタイムを競いました。JCF登録のアマチュアサイクリストに加え、ホストチームのシマノレーシング、マトリックスパワータグ、宇都宮ブリッツェン、チームブリヂストンサイクリングといった国内UCIコンチネンタルチームも出場し、チームの威信を賭けて戦いました。このクラスはタイムトライアルバイクやエアロヘルメット、エアロワンピースなどの本格的な機材を投入するチームも多く、統率の取れた先頭交代を繰り広げながら周回を重ねました。それでもプロチームの選手たちはやはり速さも先頭交代のうまさも段違いで、その圧倒的な走りで観客を魅了しました。
例年にない接戦となったこのJCF登録クラスを制したのはマトリックスパワータグで、2位の宇都宮ブリッツェンを最終周回で逆転。タイム差はわずか0.05秒でした。








5ステージ・スズカ

このレースのために結成されたHSSTが初挑戦で個人・チーム総合優勝

2日間で5つのステージ、総走行距離106.6kmを戦い抜くステージレース方式の種目、5ステージ・スズカ。フルコースやショートコースで行われるロードレースに加え、個人タイムトライアルやチームタイムトライアルとバラエティに富んだステージが用意され、個々の能力だけでなくエースを勝たせるためのチーム戦略も重要です。個人総合時間賞とチーム総合時間賞をかけて全国の強豪たちがしのぎを削るこのレースに、今年も計33チーム、約200人の選手が挑みました。
シマノ鈴鹿ロードの始まりを告げる5ステージ・スズカ第1ステージは5周回。今年のレースの主導権をどのチームが握るかを占うレースです。全選手がフレッシュな状態で挑むため、ボーナスタイムのかかる周回を中心に激しいアタックの応酬となりましたが、最後は大集団でのゴールスプリントに。このステージを制したのはバルバクラブの寺崎武郎選手で、3年連続での優勝。令和初のこのレースの個人総合のリーダーとなりました。
第2ステージは、東ショートコース1周の個人タイムトライアル。このステージで一番時計を記録したのは昨年チーム総合を制したSPADE・ACEの恩田拓選手。個人総合でも2位にジャンプアップしましたが、リーダーの座は寺崎選手がキープしました。
続く第3ステージのチームタイムトライアルは、チーム総合・個人総合の行方を大きく左右する重要なステージ。ここで個人総合リーダーの寺崎選手がまさかの失速でタイムを大きく失います。このステージを制したHSSTが昨年個人総合とチーム総合を制したSPADE・ACEを9秒差で抑え、ステージ優勝。チーム総合首位に躍り出て、個人総合でも桐野一道選手がリーダージャージを獲得。個人総合の上位6人中5人を同チームの選手が占めて初日の3ステージが終了しました。
翌日曜日の第4ステージでは、第1ステージを制した寺崎選手が優勝。一方HSSTの個人総合上位の選手は集団内で手堅く完走し、個人総合・チーム総合ともリードを保ったまま最終第5ステージに挑みました。
第5ステージではステージ優勝を狙う選手たちが逃げ集団を形成しますが、HSSTはここにもしっかり総合5位の豊田勝徳選手を送り込みます。最終的に逃げ集団はゴールまで逃げ切り、豊田選手は同チームの桐野選手を逆転する形で個人総合優勝を果たしました。チーム総合優勝もこのレース初挑戦のHSSTが獲得しました。








マスターズ

40歳以上の同世代の選手たちが激しいバトルを展開

40歳以上の選手のみが出場できるマスターズ。40歳以上、50歳以上、60歳以上という10歳刻みの3クラスが設けられ、2日目の朝一番からレースが行われました。
40歳以上と50歳以上のクラスはそれぞれ2組に分かれてレースを行うほどの人気。50歳以上の選手たちによる50+では、1組目でスプリント賞のポイント争いをきっかけに2人による逃げが生まれ、そのまま集団から逃げ切ってゴールする白熱の展開となりました。
このクラスではシニアになってから自転車を始めた選手も出場しており、無理をせずマイペースでゴールを目指す方も少なくありません。ピットウォールから子どもや孫の声援を受けて走る選手もいて、自転車を通じて年齢にかかわらず自分の限界に挑戦できることの素晴らしさを感じさせてくれました。








中学生 男子

大人顔負けの巧みな戦術と迫力満点のスプリントを見せる中学生レーサーたち

JCF未登録の中学生の男子による中学生クラス。土曜・日曜でそれぞれ1レースずつ行われ、土日合計でおよそ80人が出場しました。
日曜日のレースでは、スプリント賞のポイント争いをきっかけに集団から10人ほどが飛び出しました。この逃げ集団にメイン集団からブリッジを掛けた10人ほどの選手が合流、最終的には20人ほどの集団となりゴールスプリント勝負で優勝争いが決着しました。今年はスプリント賞と着順の優勝を同時に獲得するような圧倒的な強さを見せる選手がおらず、全体としてレベルが上がっている印象でした。

※中学生のJCF登録選手は「2周の部」「3周の部」に出場しています。






小学生(1-2年/3-4年/5-6年)

2日連続優勝を飾るキッズライダーも

小学生クラスは、1〜2年生、3〜4年生、5〜6年生のクラスごとに男女別にレースを実施。年齢が上がるにつれて距離も長くなり、1〜2年生は東ショートコース1周、3〜4年生は東ショートコース2周、5〜6年生はフルコース1周で行われます。
1〜2年生の選手はキッズバイクで出場する選手もいて、本格的なスポーツバイクの選手と混じってスタート。ホームストレートの長い上りも頑張って上っていました。
一方上位陣は2日続けて優勝・入賞する選手も。将来のトッププロ選手がここから生まれることを予感させました。








ミルキー

小学校入学前の子どもがホームストレートを思い思いに走る

大会を締めくくる2日目の最終種目は、小学校入学前のお子さんたちによるエキシビションレースのミルキー。ベビーカーに乗った0歳児からキックバイクを巧みに操る子、補助輪の取れた自転車で自分の出番を鼻息荒く待つ子など、今年も個性的なお子さんが集まりました。コースには親や家族、チームメイトらが付き添ってわが子の面倒を見たり晴れ姿を撮影したりと、会場は大いに盛り上がりました。
出走は年齢別に行われ、スタートの合図とともに一直線にゴールを目指す子、緊張のあまり泣き出して親に励まされながらゴールを目指す子など、子どもたちのさまざまな個性が見られました。ゴール後に出場記念品をもらったキッズライダーの多くがとびきりの笑顔を見せていたのが印象的でした。








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