参加者の声〈ヒーローインタビュー〉


表彰台の頂点を目指し、栄光に輝いた強者たち。

本大会最高峰となる“山の王者”決定戦「富士見キングオブマウンテン・4ステージ」、そして世界選手権やワールドカップでもお馴染みのレース「XCエリミネーター」の2種目が新たに登場し、参加選手もサポーターも大いに盛り上がりました。優勝を目指してトレーニングを積み重ね、チームメイトやライバルとともにレースを繰り広げた強者達…その栄光の背景には、どのような物語があったのでしょうか?
数々のレースが繰り広げられ表彰台の頂点に輝いた方々の中から4組の優勝者に、その喜びをお伺いしました。

富士見キングオブマウンテン・4ステージ 優勝

初代「山の王者」の栄光に輝いたのは弱冠15歳のMTBライダー!

松本 一成選手(TEAM SCOTT)

2日間に渡って「下り」「登り」「短距離」「長距離」の4ステージでポイント制レースを行い、合計獲得ポイントで高得点をあげた者が王者となる、本大会最高峰の新レース種目「富士見キングオブマウンテン・4ステージ」。その初代王者に輝いたのは弱冠15歳という松本一成選手。このレースでは使用できるMTBは1台のみ、ホイールやサスペンションの途中変更も禁止なので「機材を豊富に持っている」というレーサーが有利になることはなく、「体力」「技術」「戦略・戦術」が高いレベルで求められます。今大会では台風の影響で第2ステージがキャンセルとなり計3ステージでレースが行われました。
「新種目だったのでとにかく参加したい!という気持ちで一杯でした。この種目は色々なステージがあって面白かったですね。バイクは上り、下りの両方走られるようにフルサスのクロスカントリーバイクを選びました。第2ステージは苦手なヒルクライムだったので、キャンセルになったのはラッキーだったと思います。色々初代王者になれて嬉しいです!」と松本選手。勝因について聞いてみると「とにかく全ステージ1位を狙って走りました」と、若さあふれるパワフルな回答。将来がとても楽しみな松本選手でした。

DHエンデューロ 優勝

乗り始めてまだ2日目の新バイクで挑戦、見事優勝に輝いたダウンヒラー!

藤田 翔也選手

ゆるい下り基調のコースの中に短い上り区間や平坦路を組み入れたテクニカルなコースで競うDHエンデューロで見事優勝に輝いたのは、バイカーズ歴約10年という藤田翔也選手でした。16歳の頃からMTBに乗り始め、今ではもうベテランのダウンヒラー。
「このDHエンデューロは通常のダウンヒルレースと違って、下りでもかなりペダルを回さないといけないので大変です。でも、今日のレースはコースもセミウェットコンディションだったので比較的走りやすかったですね。ゴール直前にパンクしてしまいましたがギリギリ最後まで走ることができました。昨年は3位だったので優勝できてよかったです!」と藤田選手。実はこのレースで使用したバイクはまだ乗り始めて2日目だそうで「新しいバイクで楽しく走れました。レースもあっという間に終わった、という感じですね」と爽やかな笑顔で答えてくれました。

XCエリミネーター 優勝

決勝戦でトラブルに見舞われながらも見事優勝!

大石 善功選手

今大会から新たにレース種目として加わったXCエリミネーター。数名が横並びでスタートし、上位1〜2位の選手が次戦に進むという勝ち抜き形式の短距離レースを征したのは、マウンテンバイク歴15年というベテランライダーの大石善功選手。コース全長はわずか460mという短距離でありながら、決勝戦では2位との差を2.08秒まで引き離して見事なフィニッシュでした。
「もともと短距離走は得意なんですが、このXCエリミネーターは本当に一瞬で勝負が決まるので、最後まで気が抜けませんでした。とにかくスタートで前へ出よう!と思って頑張りました。決勝戦ではレース中にチェーンが外れてしまい焦りましたが何とか戻して最後まで走り抜きました。やっぱり自転車は人力で汗を流して走るのが楽しいですね!」と、興奮冷めやらぬ様子で答えてくれました。今大会では久々に表彰台に上ったという大石選手、来年も表彰台を目指して連覇にチャレンジしてください!

4時間エンデュランスWOMEN 優勝

台風の影響で急遽メンバー変更のハンデ乗り越え優勝

スナックPAX

4時間エンデュランスWOMENを制したスナックPAX。当初5人組で出場する予定だったそうですが、台風が近づいているため、辻瑞穂選手を除く4人が出場できなくなるピンチに陥っていたそうです。そんな窮地をSNSで訴えたところ全日本選手権女子マスターズXCを制した水谷有紀子選手が名乗りを上げ、会場で全日本選手権ダウンヒル女子ユースを制した中島瞳選手に声をかけ、当日メンバー変更で出場することになったのだとか。
「一時はどうなるかと思いましたが、助っ人2人の力も借りて去年に続いて表彰台の一番高いところに立つことができました」と辻選手。「来年ももちろん優勝を目指します!」と力強く宣言してくれました。