新たなる頂点を目指し、栄光に輝いた猛者たち


第26回を迎え、さらに新たな種目やクラスが加わったシマノ・バイカーズフェスティバル。輝く表彰台を目指してトレーニングを積み重ねてきた選手たちやチームの背景には、優勝にかける幾つもの思いが描かれているのではないでしょうか。
MTBの頂点へと登りつめた輝かしいヒーローたちのインタビューを聞きながら、その熱い思いに触れてみませんか?

MTBヒルクライム 優勝

神永 真一選手

富士見パノラマ常設ダウンヒルコースの一部(約4.3km、高低差約510m)を逆走して駆け上がる、大会初のオフロード・ヒルクライム種目を制したのは、なんとバイカーズ初挑戦&16歳の神永選手。2位との差を2分近く引き離してフィニッシュとなりました。「ヒルクライムは得意ですが、さすがに辛かったですね。でも、コースがしっかり整備されていたので凄く走りやすかったです!途中まで2番手でしたがグリップしづらい所で一気に抜いて、後は振り返らずひたすら攻めました」
神永選手は小学1年生の頃から「トライアル」という障害物があるコースで足をつかずに通過していくという競技を始め、中学生になってからMTBレースにも参加。「バイカーズには初めて参加しましたが、本当に最高です!来年もまた来ます!」

シングルスピード60分XC 優勝

坂手 潤一選手

変速機なしのスポーツバイクでオフロードコースを60分走り続けるという、まさに体力勝負のハードな新種目を見事走破し優勝に輝いたのは坂手潤一選手。レース中、2回転倒したにもかかわらず優勝に輝いた坂手選手に勝因を伺いました。「シングルスピードなので、もちろんギアチェンジできません。ギアに甘えられないのでとにかくペダルを踏むしかないと思い、スタートから一気に突き放しパワーで押し切りました。あとは後続との距離を見ながら調整して休みつつ逃げ切りました」と力強い答えが返ってきました。
「私はギアがあると甘えてしまうので、シングルスピードが向いている」という坂手選手。「毎年バイカーズに来ています。シングルスピードの種目ができればいいなとずっと思っていたので、優勝できて嬉しいです!」

キッズXC GIRLS-2 優勝

中島 瞳選手

小学4〜6年生の女子で競うキッズXC・GIRLS-2の優勝に輝いたのは、小学6年生の中島瞳選手。昨年よりも30秒以上速いタイムを叩き出し、土・日の両日とも表彰台の頂点に登り詰め2連勝を果たしました。この1年、どんな練習をしてきましたか?という質問には「去年は2連勝できなくて悔しい思いをしました。その時の思いをバネにして、次こそ2連勝!という気持ちで頑張りました」と、大人顔負けのコメント!
普段は中島選手のお兄さんと一緒にトレーニングしているそうで「兄のペースについていくのは大変でしたが、一緒に練習するのが楽しいので苦しくても頑張れました。不得意を得意にする練習を重ねてきたので、成果が出せて嬉しいです!」来年は大人たちのレースに出場するという中島選手、来年も期待しています!

富士見キング・オブ・マウンテン MEN-2 優勝

有持 真人選手

大会2日目に開催された「富士見キング・オブ・マウンテン」は、今年正式なレース種目として登場。約39km、高低差1,020mというロングコースを制覇し優勝したのは有持真人選手。大会初日に「MTBヒルクライム」で4位、「4時間エンデューロ 5人組」で2位と、激しい連戦を終えての2日目にもかかわらず見事表彰台のトップに登り詰めました。「前日参加した種目では優勝できず悔しい思いをしたので、今日こそ優勝したいという気持ちでいっぱいでした。でも、さすがに前日の2種目の疲れが脚に出るかも…という不安もありました」と有持選手。脚の調子を見ながらマイペースで走ったそうです。
レースを終えた感想を伺うと「初めてこのレースに挑戦しましたが、周回コースを走るエンデューロとはまた違う楽しさがありました。来年も連覇を狙って挑戦します!」と、力強く答えてくれた有持選手でした。

DH MEN-2 優勝

Gilsenan Paul選手

総勢59名が挑んだDH(ダウンヒル)MEN-2クラス。第1ヒート、第2ヒートの計2回タイム計測を行い、ベストタイムが最終記録となるこの種目、優勝に輝いたのはアイルランド出身のGilsenan Paul選手。日本に来て15年というGilsenan選手、バイカーズは3回目の挑戦だそうです。
「午前中(第1ヒート)はコンディションが悪かったけど、午後(第2ヒート)は良い走りができ、4秒もタイムを縮める事ができました。去年より速くなったので嬉しいです!」と爽やかな笑顔でインタビューに答えてくれました。ダウンヒルの魅力について伺うと「ダウンヒルの魅力は“スリル”と“楽しさ”の両方があることですね!」来年も優勝して連覇を狙うというGilsenan選手、次回の挑戦もお待ちしています!

4時間エンデューロ 2人組 優勝

西田 尚平選手・渡部 春雅選手(GIANT港北)

4時間にわたる過酷なエンデューロレースにたった二人で挑むという、今年初開催の2人組クラスで優勝を果たしたのは「GIANT港北」の男女ペア、西田尚平選手と渡部春雅選手でした。「ガッツリ優勝を狙おう!」という目的のもとチームを組みました、という西田選手は「渡部さんとなら優勝できる!と信じていました」
作戦について西田さんに伺ってみると「私が1時間走ってアドバンテージを取り、渡部さんが30分走って順位を維持してもらうという作戦でいきましたが、実は私の足がレース途中でつってしまい…渡部さんに辛い思いをさせてしまいました」渡部さんは「交代できず辛かったですけど、西田さんを信じて頑張りました」と笑顔でコメント。トラブルがありつつも優勝できたのは、お互いの信頼があってこそではないでしょうか。来年もぜひ連覇を狙ってください!

4時間エンデューロ 5人組 優勝

岩田 祐樹選手・出羽 秀多選手・古畑 勝之選手・吉田 健一選手・高田 晃平選手(team36隊/OGP)

4時間エンデューロ 5人組クラスを制したのは、リーダーの岩田祐樹選手率いる「team36隊/OGP」のメンバー。「練習はそこそこ…」「作戦は最初から最後までフルパワーで走りきること!」というユニークなコメントを連発してくれました。
高校生の出羽秀多選手は「team36隊」創設者の息子さんだそうで「彼のお父さんが36歳になった時にできたチームなんです」と岩田選手。今回の勝因について伺ってみると「出羽選手の“やる気”が半端なかったですね!優勝できたのは彼が頑張ったからですよ!」と、何やら意味深な回答。出羽選手に頑張った理由を伺うと…「彼女に“優勝した!”と言いたかったので!」と男前な答えが返ってきました。ユニークかつホットなチームワークで見事優勝、おめでとうございます!