

ツール・ド・フランスの興奮冷めやらぬ8月、過去最多となる約15,000名の参加者を迎え、サイクリストの真夏の祭典が幕を開けました。
全国から集まった選手を祝福するかのようなたたずまいを見せる新生SUZUKA。サーキットを吹き抜ける今年の風は、秋の気配を漂わせる絶好の自転車日和となりました。オープニングレースは5ステージ・スズカ。ツールの5日分のステージを2日間に凝縮したようなステージレースに参加選手も気合い十分。続いて個人ロードレースが次々にスタート。今年のテーマである「夢の舞台の幕が開く」の通り、オープン、インターミディエイト、チームTTなどで熱戦が繰り広げられました。
圧巻は2時間エンデューロのスタートでした。出走数はなんと約1,700名。集合エリアにできた長い行列にサポーターもびっくり。出走後の交代エリアも大賑わい。初エンデューロのチームも多く、集団で走る緊張と興奮を味わっていました。夕暮れが迫る頃、2時間エンデューロの最終走者がゴールすると、ライトを点灯したバイク隊が隊列を組んで帰還。心憎いラストシーンを演出しました。
続いてタイムアタック決勝戦が行われ、予選を勝ち抜いた20名が最高のパフォーマンスを発揮。夕闇の中、SUZUKAのスピードキング表彰式が行われ、初日の全競技が終了しました。


2日目は真夏の気温が戻ったような熱さ。真っ青な空を背景に年齢別の種目「マスターズ」で幕を開けました。この種目は規定年齢以上の選手が出場してもOKなので、「30+」「40+」に50代60代の選手が挑戦することも珍しくありません。それだけSUZUKAに参加するロードマンは意識と意欲が高いのです。特にこの日はレース慣れした参加者が多く、ベテラン選手たちの攻防がみものでした。
真剣勝負ではキッズ&ジュニアライダーも負けていません。じりじりと照りつける熱さをものともせず、風を切って走る姿は逞しいアスリート。この日、第2第3の別府選手が誕生したかもしれません。
会場が最も盛り上がったのが、その別府選手が登場する「国際ロード」です。ツール出場選手3名が登録するスキル・シマノ、ホストチームのシマノレーシング、そして国内外トップチームが序盤から火花を散らし、激しいアタック合戦を繰り広げました。この様子をピットビル3階の観覧席で見ていた参加者は大興奮。最終周回までの約1時間があっという間。トップレベルの選手による全力を尽くした戦いに惜しみない拍手が贈られました。拍手は最終走者がゴールするまで続き、夢の舞台を走り終えた選手達を温かく迎えていました。そして大トリは未就学児童による夢の舞台。沈み始めた真夏の太陽が小さな選手達の頬を染め、大会の最後を感動的に締めくくりました。
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