シマノ鈴鹿ロードには今回が初出場という松本くん。まだ小学校3年生だというのに、試走の段階で「上りが勝負どころになる」と冷静に観察していたというからたいしたもの。その冷静さにどこか大物感が漂います。レースでは後続に11秒以上の大差を付けて圧勝し、「今日のレースは100点満点!」と振り返ってくれました。将来の目標は?との質問には、「あこがれの新城幸也選手のように、ツール・ド・フランスで活躍したい!」と、力強く宣言してくれました。


750人近いライダーが出走した土曜日の1時間サイクルマラソンAの頂点に立った山本さん。小学校1年生のお子さんとともに表彰台に上る姿は堂に入っていましたが、実はまだロードバイクに乗り始めて1年4カ月というから驚きです。昨年も1時間サイクルマラソンに出場したものの、落車という最悪の結果に終わり、この1年間はリベンジを期してトレーニングに励んでいたとか。「得意のスプリントを活かして勝てたのがうれしい。目標だったあこがれの鈴鹿の表彰台に立てたので、今後は上のクラスに挑戦していきたい」



3年前からこのペアでこの種目に挑み続けてきた柴崎さんと関さん。順位も3年前が18位、翌年10位、去年が8位と着実にステップアップしていて、「今年の目標はズバリ優勝、最低でも表彰台!」だったとか。これまでの反省から、タイムロスを最小限度に抑えるため交代は1回のみ。この作戦が功を奏し、4度目の挑戦で見事目標を達成しました。「練習に付き合ってくれたみんなに感謝の気持ちを示したい」とチームメイトへの感謝の気持ちを忘れないさわやかなお二人でした。
 


シマノ鈴鹿ロードでは表彰台の常連の中村さん。しかし2年前には心臓の病気を患い、昨年にはヘルニアで出場できず。今年もレースの1カ月前に、雨の中の練習で落車して鎖骨を骨折し、完治していないにもかかわらず、3年ぶりに鈴鹿にカムバック。強豪ベテランライダーの集うマスターズ60+でゴールスプリントを制して優勝しました。「スプリント勝負に持ち込むために前々で勝負したのがよかった。来年は50歳代の強豪・大塚和平さんがこのクラスに上がってくるので、何とか負けないようにしたい」



昨年のユース2で優勝するなど、これまでにシマノ鈴鹿ロードのチャンピオンジャージを5枚も獲得した鈴木さん。トラックレースとロードレースに並行して取り組む中学校1年生の頑張りやさんです。前日のこのレースでは2位に甘んじており、絶対に負けないという気持ちでこのレースに臨んだそう。前日1位となった田中千晴さん(バルバクラブ)を徹底マークし、会心のレースで雪辱を果たしました。はにかみながらも「今日のレースは満点!」と笑顔で答えてくれたのが印象的でした。
 


「強い人ばかりで厳しかった〜」とほっとした表情でレースを振り返ったのは、インターミディエイトWBを制した元砂七夕美さん。前日のこの種目は2位、ビギナーWでは3位、オープンWでは5位と、本人としては納得のいかない成績に終わり、「この種目にかけていた」そう。今年最後の種目でようやく表彰台の一番上に立ちました。2日間戦って日に焼けた顔で「将来の夢はトラックレースとロードレースでオリンピックに出ること!」と力強く語ってくれました。






40代50代のメンバーでマスターズ30+に出場し、「激選区で頑張る」のをモットーにしている頼もしいチーム。30代と競い合っているせいか、皆さんとても実年齢に見えない若々しさ!メンバーの松原さんは第1回シマノ鈴鹿ロードから毎年参加している大ベテランで、チームのリーダー的存在。結果以上にメンバーの結束が大事と言われます。「酒の匂いにつられて集まった」という皆さん、この後はチームTTの反省会を兼ねて宴会でしっかり結束を固めるということでした。


チーム最年長の頓宮さんと60代の香山さんの一騎討ちが今年のレースのハイライト。3年ぶりに勝った香山さんは「シマノ鈴鹿で勝つとチームでの地位が上がるんです」と大喜び。一方の頓宮さんは「ゴール手前10mで刺された。ほんまに意地悪な勝ち方をする。あー、悔しい!来年絶対リベンジしてやる」とレース直後に宣言。40代 50代のメンバーも実力ある先輩に負けまいと必死です。「まだまだ現役、上り調子!引退なんて全然考えられない」というパワー溢れる頓宮さんはメンバーみんなのお手本でした。



5年ほど前に結成し、ツーリングをメインに活動していましたが、2005年に3時間耐久レースに出場してからレースに目覚めたとか。「みんなでバトンをつなぐじゃないけど、チームで頑張ることが楽しくて」と、今やロードレースの魅力にどっぷり。「ちょっとずつタイムが上がっていくのが嬉しい」「カラダも絞れました」など、自転車のいいところを語り始めると止まらない様子。そして、いくつになっても自転車に乗り続けたいとか。シマノ鈴鹿で大先輩やトップ選手の走りを見て大いに刺激を受けていました。
 


毎年ユニークな仮装でチームTTに出場してギャラリーを楽しませてくれる「つうばいつう」。数年前から女性チームが参戦し、今年はセクシーなドロンジョ様の衣装で登場です。みんなの注目を浴びてちょっぴり恥ずかしそうでしたが「今年で仮装10周年なんです。この衣装を見たときは『エッ、これ!?』と思ったけど、『微力ながら大会を盛り上げよう』という店長の心意気が好きなので頑張ります」。レース中は「ドロンジョがんばれー」の声援が飛び交い、10周年にふさわしい大人気の4美女でした。



シマノレーシングの選手にサインをもらって御満悦の今野有樹くん。家族みんなで自転車を楽しんでいる仲良し一家です。所属する「ちゃりんこゴーゴー探検隊」は、「自転車を通じて子供達の精神面、肉体面の成長をサポートする」のがモットー。レースに限らずのびのびと活動しています。「お兄ちゃんはケータイの使い過ぎの罰として今回はメカニックで参加させました」とお母さんの聡和さん。思わぬペナルティに残念そうな大輔くんでしたが、有樹くんをしっかりサポートしていました。
 


試乗会に参加してDURA-ACE Di2 の乗り心地を確かめていたご夫婦。「アルテグラとの違いを実感した」と隆司さん。周囲にサイクリストが増えてきたのをきっかけに自転車に乗るようになり、レースの世界にも自然に入ってこられたとか。美保子さんはもともとツール・ド・フランスなどの自転車レースを見るのが好きで、隆司さんの後押しでサイクルスポーツを始めたそうです。そして、今年ついにエンデューロデビューを飾ることに。「昨年以上に人が多くてビックリ」と、ちょっぴり緊張気味のお二人でした。