
ゴンドラで登り、入笠牧場を周回する常設MTBコース。それを利用したフリーツーリングに、新企画のトレジャーハントを追加。しかもロードバイクやクロスバイクでも参加可能になったので、人気がますますアップ。参加者数も過去最高となりました。
トレジャーハントとは、地図と問題を片手にお宝巡りをするゲームツーリングで、集計後判明する最少訪問者トレジャーを推理するちょっとひねくれたルール。ブリーフィングでトレジャーハントのポイントを記したシートを渡された参加者達は、「面白そう!」「どこへ行く?」と興味津々。出発前からすっかり盛り上がっていました。
天上散策のTP(トレジャーポイント)のテーマは「入笠山風景」。高山植物の端境期で、お花畑は無かったけれど、赤や黄色や白の道端の可憐な花を地図とにらめっこしながら目を凝らして探していました。ご家族や女性グループが多かったこともあり、マナスル山荘のソフトクリームと植物観賞が大好評。口も目も大満足のツーリングでした。

今回初登場の新メニューは、クロスバイクや小径車でも参加できるビギナー向けのツーリング。旧甲州街道と今の富士見の街並みを楽しむコースとなっています。コースの中には現甲州街道や七里岩ライン、オアシス道、テクノ街道など、ユニークな名前が付けられた道があり、それぞれの個性を感じながら走ります。国道20号線を渡って、乙事(おっこと)や烏帽子溜池まで足を延ばすのですが、オンロードメインのコースなので迷う人も少なく、他のツーリングと同時スタートで一番速く帰着確認が完了していました。
そして、一番のお楽しみは何といってもトレジャーハント。テーマは「街道風景」。江戸時代の民家や商家、合戦場や陣場の跡といった歴史を感じさせるTP(トレジャーポイント)が次々に現れます。また、JRの廃線跡や里山の牧歌的な風景、地元でも知る人ぞ知る不思議な石など、意外な見所に富士見町を再発見。ゲームのようなツーリングに参加者同士の交流も弾みました。幅広い年齢層の参加者達にとって大満足のツーリングとなったようです。

自転車に乗り始めて間もないサイクリストを対象にした初のスクール企画。参加人数が少なかったため、ほぼマンツーマンに近い形で教えてもらえて、お得感いっぱいのメニューになりました。
参加者は自転車を購入して数ヶ月から1年未満の初心者。「ホノルルセンチュリーライド」を目標にしている方や、親子でツーリングを楽しみたい方が集まりました。ひと口にツーリングと言っても幅広く、最初に自転車の日常利用とスポーツ利用の違いについて説明を受けました。次に、効率の良い乗車姿勢や自転車の操作方法、ビンディングの着脱のコツ、ブレーキ操作の仕方など、安全に快適に走るための基礎知識を学びます。また、車輪の取り外しを始め、スポーツバイクの構造についてレクチャーを受けると、「簡単にタイヤが外せるんだ!」「ブレーキにも種類があるんですね」「ただ乗るだけと思っていたのに奥深い」と感心することしきり。普段疑問に思っていたことを遠慮なく質問できて、初心者の皆さんにとっては実り多い講習となりました。
約1時間のスクールの後、講師と共にツーリングコースへ出発。当日の路面状況や走力に応じてオンロードかオフロードを選択できるので、無理なくツーリングデビューを果たせます。実走では水分補給の大切さまでレクチャー。中には別メニューにもエントリーしていて、さっそく習ったことを役立てている参加者もいました。

ツーリングエンデューロはタイムトライアル区間のSS(スペシャルステージ)と移動区間のリエゾンを繰り返すバイカーズ独自のMTBラリーレイド。昨年と違ってゴンドラリエゾンが無いため、時間的にゆとりがあると油断したのか、制限時間内にポイントに間に合わない参加者が続出。実は今回のルートの中で、街道の抜け道を利用したSS1、水路管理道や農道を縫うSS2、そして三里ヶ原の樹林帯の作業道を旋回&豪快に下るSS3が配置された、甲州街道から信玄の棒道付近はなかなかの難所。単純標高差は475mですが、それにアップダウンが加わってかなりの消耗戦になったもよう。
参加者はリピーターが目立ち、ツーリング召集でマップを受け取ると、直ぐにコースを蛍光ペンでなぞり始めます。そう、このメニューはマップリーディングが基本で、迷う覚悟が無ければ参加できない!?しかし、森に隠された道探しは非常に楽しく、去年よりキツイと言いながらも、タップリと走れる満足感が言葉ににじんでいました。
制限時間のあるPCをEL(エリミネーション)と呼び、今回ELに間に合ったのは出走84名中17名。SSの合計タイムで順位表彰をしますが、ELをクリアしなければ表彰対象にはなりません。タイムが良くてもELに間に合わなければジ・エンド。結果的にリエゾンでも激走したチャレンジャーに勝利の女神が微笑みました。とはいえ、仲間とのんびり走るのもツーリングの大きな楽しみ。表彰を逃しても、地図読み、競技、ツーリングをたっぷり堪能しました。