




自転車歴1年半で見事優勝に輝いた大谷選手。昨年、シマノ鈴鹿の1時間サイクルマラソンでレースデビューを飾り、その時の成績は32位。そこからレースに目覚め、「できれば優勝したい」と臨んだ2度目の鈴鹿で目標を達成しました。「ゴールスプリントで早がけし過ぎるのが課題でしたが、今日は焦らずうまく仕掛けることができました」。「練習は週に一度だけ」との答えに、横で聞いていた奥様の博美さんが「実はスクワットとか欠かさないんですよ」とこっそり教えてくれました。また、博美さん自身も自転車に乗っているので、栄養面でのサポートはばっちりとのこと。内助の功あっての勝利でした。
チーム内で最も長く活動している女性メンバーのお二人が強力タッグを組んで出場し、ダントツの速さでトップの座を射止めました。小笠原選手は土曜日のオープンW1・A組でも優勝するなど表彰台の常連。今回は田村選手が「小笠原さんと走りたい!」と熱烈ラブコールを送り、2人での出場となったそうです。上りが得意な小笠原選手、下りが得意な田村選手と、コンビネーションもばっちりでした。尊敬しあえる良き仲間同士で、互いの存在が刺激になって自転車を続けられるとか。さらに小笠原選手は「旦那さんのバックアップにも感謝しています」と、嬉しそうに語ってくれました。
「今日は120点のレース」と、シマノ鈴鹿で初めて手にした金メダルに感激の加藤選手。自転車に乗り始めたのは50歳を過ぎてから。「時間の余裕ができた時にふと、『これからの人生をもっと充実させたい』と思って始めました。すると、腰痛にはならないし、風邪はひかなくなるし、自然に接するから心と体にいいし、楽しくて仕方ありません」。失礼ながら、とても65歳とは思えない体型とエネルギッシュな雰囲気。若さの秘訣はやはり自転車ですか?「退職してからは毎日自転車三昧。レースは無理でも、90歳を過ぎても乗ることができたらいいですね」。まだまだ目標の途中といった様子。若い選手も負けていられませんよ!
小学2年生でシマノ鈴鹿に初出場し、その時は「怖い」と感じたという谷口選手。昨年6位の成績から一気に記録を伸ばし、素晴らしいスピードでゴール。強豪ひしめくユース2クラスを征しました。トライアスロンでも活躍しており、招待選手としてハワイの大会にも出場した実力派です。自転車の練習は一日45分、ランとスイミングの練習も並行して行っています。今日はスイミングの友達が応援に来てくれた中で頑張れたのが良かったとか。実はお父さんは4輪の元レーサー。シリーズチャンピオンにも輝いたことがあり、「自分も年間チャンピオンになったので、息子には自転車でその夢を託したいですね」とのこと。たくさん優勝したいという谷口選手の夢は始まったばかりです。
ユース2ウーマンクラスでダントツの速さを誇る鈴木選手。小学3年生の時に初めてシマノ鈴鹿に出場して金メダルを獲ったものの、その後はメダルに縁がなく、悔しい思いをしていたそうです。今回念願の金を獲得できた秘訣は、ライバル視しているユース2の男子選手の存在があったよう。「一人には早めに抜かれて、もう一人には最後のスプリントで負けました」と本当に悔しそう。練習を指導している鈴木選手の叔父さん曰く、「すごい負けず嫌いで、夏休みも毎日30kmから50km走って練習しました。キツイ練習にも根をあげないんですよ」。来年は中学生。ウーマンクラスでも実力を発揮したいと目標を教えてくれました。
後続を突き放して見事なゴールスプリントを決めた岡畑選手。実は勝利の瞬間をよく覚えていないとか。「ゴール前の記憶が途切れ途切れで…。周りを見る余裕も無かったです」。シマノ鈴鹿では落車に巻き込まれるなど、不本意な形でレースを終えることが多く、今回は相当集中していたようです。ロードレースを本格的に始めたのは高専の競技部に入ってから。今回は効率の良い練習ができて、ちょうど調子が上がってきたことが勝利につながったとか。さらに、ホイールを新たに購入したので機材の力も大きかったと言います。「今はゆっくり休みたいです。それに明日から学校が始まることを思うと…」と、勉強の話題になると言葉少なになった岡畑選手でした。